カレーに始まりカレーに終わる

先日、2代目を無事に入手したホーロー鍋。
初代ホーロー鍋は、一部腐食しているものの、まだ穴は開いていない。
実家を出て30年来苦楽を共にしてきた鍋。
いくら道具と言えども、そのまま簡単に捨てる事は出来ない。
さてどうしよう…と考えたのがカレー。
一人暮らしを始めた時、最初にこの鍋で作ったのはカレーだったのを思い出した。
その後、カレー作りに関してはいろいろと凝りだすんですが、
この時は市販のルー（たぶんS&Bゴールデンカレー）を使って作ったと思う。
1人なので、1度作ると2～3日はカレーが続いた。
カレーのおかげで食いつないできたようなもの。
という事で、この鍋で最後にカレーを作って送り出そうと決めた。
偶然にも材料はほぼ揃っていた。
ニンニク・ショウガ・タマネギ・鷹の爪・鶏手羽元・ヨーグルト・トマト缶が基本の具材、調味料は塩と「カレーの壺」。
カレーの壺、ちょっと高いけど、いわゆるカレー粉より便利で美味いですね。

久しぶりにカレールーを使わずに真剣勝負のチキンカレー。
予め、タマネギ等をみじん切り済みだし、肉もヨーグルト漬け済みなので、後は炒めて煮込むだけ。
カレーをかきまぜて煮詰めながら、この鍋で作った数々の料理やその時の住まいの風景が走馬燈のように流れる（笑）
1時間ほどで完成。

今回のカレーのお供は、市販の冷凍製品ですがパラータ。
ナンとチャパティの良いところ取りみたいな感じで好きです。
手掴みだと、油がちょっと気になるところ。

自画自賛ですが、カレーはなかなかの仕上がり。
ホーロー鍋に感謝の思いを込めて美味しくいただきました。
初代ホーロー鍋よ、さらば！！ありがとう！！