うな重＠又兵衛（千葉県成田市）

成田山参道にうなぎ屋が多い理由は印旛沼と利根川が近い事。
そんな印旛沼の畔、通称「うなぎ街道」沿いにある「又兵衛」へ久しぶりのうな重！！

「うなぎ街道」沿いの店は、どこの駅からもかなり遠いのが難点で車が無いとなかなか行き難い場所ですが、賑やか過ぎる参道よりも、ゆったり落ち着いて鰻を味わえます。しかも、どの店も参道沿いより観光価格分安い感じ。中でもお気に入りの「又兵衛」は、成田山参道の有名佃煮店のお食事処部門。
鰻は、蒲焼・白焼はもちろん、蒲焼は蒸して焼くか、蒸さずにそのまま焼くかを選べる。今回、初めて「直火焼」でオーダーしてみた。関東育ちのわたくし、実は蒸して焼くタイプしか食べた事が無かった。頻繁に食べるものならいろいろ冒険するけど、うなぎですからね、ハズレは許されない（笑）
これはかなりの冒険。

妻の頼んだ「蒸し」タイプと比べ、見た目の違いはよく分かりませんね。食感もかなり固めを想像していたのですが、しょっちゅう食べている方でないと分からないかも。さすがに、食べ比べたらその差は歴然だったけど、どちらも甲乙付け難い。タレは割と醤油が利いたサラっとしたタイプ。
そしてこちらのお店は、うな重の脇役たちが魅力的です。
突き出しに、鰻のヒレのから揚げ、汁ものは涸沼産しじみの味噌汁、そして小鉢は佃煮屋さんならでは、どじょうとざっこ（雑魚）の佃煮。この佃煮が美味いんです。うな重頼んで、こんな佃煮までありがたい！しかも美味い！！、帰りにはついついこれらに手が延びてしまうという…。まんまと釣られてしまいます（笑）