「アビー・ロード」「レット・イット・ビー」収録曲の制作過程とラストライブであるルーフトップ・コンサートまでを収録したドキュメンタリー映像「Get Back」ですが、想像以上のボリュームと見応えでした。
そもそも、配信限定なの残念ながら自分にとっては縁が無かったと思っていた。
何しろ、配信サービスなんて全く入ってないし、入るつもりもない。
しかも、配信元がディズニープラスときたもんだ。
一番縁が無さそう(笑)という事で諦めていた。
何やら様々な配信サービスに加入している長女にダメ元で聞いてみたら、なんとディズニープラスにも加入していると。
視聴方法をいろいろ説明してもらって、この貴重な映像を見る事が出来ました!!
全3話、トータル7.5時間くらい?
さすがに飽きるだろ?と思いきや、一瞬たりとも目を離す事もなく引き込まれた。
何度も聴き込んだ名曲の数々、それらが完成されていく過程は本当に興味深く見入った。
過去のドキュメンタリー映像や書籍からいろいろと知っていたつもりだったのに、知らない事だらけ。
特に、ビリー・プレストンがセッションに参加した経緯とか、アラン・クラインと最初に会った時の事とか全く知らなかった。
そして、楽曲の制作過程やメンバー・スタッフ間のディスカッションよりも興味深かったのは機材。
この時代以前のビートルズと言えば、リッケンバッカーとVOXというイメージだけど、このセッションではフェンダー製品に囲まれている。
映像の中では触れられていなかったと思うけど、フェンダー社の猛烈プッシュがあったのでしょうかね??
ヴィンテージ機材としては何度も実物を見ているけど、新品ピカピカのベースマンやツインリバーブ、そしてスタジオに届いたばかりのシルバートップのスーツケースピアノ。
PAスピーカーまでフェンダーだったのが驚き。
全編に渡ってドラマ仕立てな部分は全く無く、ただただ時系列で事実を追いかけるだけ。
この辺りが、ビートルズ知ってるし話題になってるから観てみよう、というスタンスではちょっと辛い。
もちろんオレは辛いなんて事は微塵も無かったですが、座りっぱなしで腰が痛くなったのは辛かった(笑)
1969年1月の22日間を追った今回の映像ですが、30年程前に買ったこの本でも追いかけみた。
視聴前にもう一度読んでおけば良かったな。
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