カツ丼＠さかい食堂（埼玉県吉川市）

以前通りかかって見つけた時から気になっていた、埼玉県吉川市内の県道沿いにある激渋な食堂。
ちょうどこちら方面へ行った折にランチで寄る事が出来ました。
もう、店構えからして惚れ惚れします。

引き戸を開けて入店すると、1番乗り。
店内は4人用テーブルが4卓だったかな？
外観から想像するよりコンパクトな店内です。
メニューは、壁に掲げられたものだけで、とんかつを中心に定食類と丼物という構成です。

入る前から何となく「カツ丼」が頭にあったのですが、一通りメニューを拝見。
やはりカツ丼に決定です。
カツを揚げる音を聞きながら、待つ事15分。
蓋つきの丼で登場です。
イイネ！蓋付き丼。
開ける時の高揚感がたまりません。

という事で、蓋をオープンすると、見事にオーソドックスなルックスのカツ丼で、カツを覆う玉子の完全に加熱された部分と半生部分のコントラストが最高っ！
まずは味噌汁を。
見た目では具が分からず、何となくダイコンかな？と思いながらすすってみると、しじみでした！！
これは美味い。
シジミやアサリの味噌汁が大好きなので嬉しいね。
前菜の味噌汁を終えて、メインのカツ丼です。
一口目の印象は、割と味が濃いめな事。
濃いというより、甘みが控えめと言えばいいのかな？
割と好みの味付けです。
細目に切られたタマネギはしっかりと煮込まれてます。
カツはそれほどの厚みはなく、いたって普通のボリューム感。
但し、衣がすぐに剥がれる。
油の温度とか肉の収縮とかいろんな要因があるのでしょうが、まぁそんな事は気にならないよ。
何というか、この食堂の店構えとか空気とか、そういう心地よさが全てを許せます（笑）
そもそも、衣のはがれ以外は、本当に美味しいカツ丼です。
カツ丼の原風景といった感じ。