海無し市の柏で、美味しくて珍しいネタの寿司ランチでした。
噂に聞いた地魚握りを求めて、とある大きな施設の中にある「お魚倶楽部 はま」なる店へ。
施設の入口には守衛さんが居ますが、食事で来た旨を伝えればオーケー。
守衛さんに断って食事なんて、地方卸売市場によくある光景(笑)
構内があまりに広過ぎて迷いながらようやくお店へ到着でした。
それほど広くない店内は、開店直後なので自分を含めて4名のお客さんだけですが、座る場所を指定され、狭いカウンターにギュッと押し込まれてる感じ(笑)
早速、本日の地魚をチェックして注文です。
大将、メニューをちらちら見ながら握ってたけど、寿司が出てきてその理由が判明。
ちゃんと、メニュー通りに並んでいるみたいです。たぶん。
たぶんと言うのは、刺身に限ってはヒラスズキ以外は食べた事が無いので区別がつかない(笑)
ハチビキの身が赤いという事は知ってるけど現物を見た事ない。この中で赤っぽいのは真ん中だけ??
確実に分かるのはヒラスズキだけ。
メニューも実物もヒラスズキの並びが右から2番目、そしてハチビキと思われるものが真ん中なので、おそらくメニュー通りの並びでしょう。
そう信じます。
上の巻物はネギトロ巻き。そして「あら汁」が付いたセットです。
何から食べたら良いのか迷ったので、右から順番に、そして間にネギトロ巻きという順番を頭に描いていただきます!
あら汁は割とサッパリ。ネギトロ巻きは裏巻きで味はもちろん見た目もオシャレ♪
【ヒメジ】そう言えば、天ぷらならヒメジを食べた事があるかも…。オジサンって魚がいるけど、確かヒメジの仲間ですね。そんな姿を想像しながら食べました。ん~、普通の白身です。普通に美味いという事です。
【ヒラスズキ】普段、釣りでお世話になっているのはスズキ(マルスズキ)。マルスズキは何度も食べてますが、独特の臭みが少々気になる事もしばしば。「洗い」にするのも、その臭みが所以。ところがヒラスズキは全く別物、別格ですね。歯応えも適度な甘みも、自分的にはこれぞ白身の王道。河口に生息するマルスズキと荒磯に生息するヒラスズキ、その違いは味にもバッチリ出ますね。5種のネタの中では一番美味かったし高価かも(笑)
【ハチビキ】赤サバと呼ばれるやつですね。身が赤いのに、いわゆる白身魚の部類だそうで、食べても普通に美味しい「白身」な味でした。
【ヒゲダイ】これは、名前にタイが付くけど、いわゆる「あやかり鯛」でイサキの仲間らしいですね。口の伸びたクロダイみたいな風貌ですが、これがなかなか美味かったです。
【アオハタ】高級魚マハタの仲間ですから、美味くないわけが無い!と名前だけで判断して食べてみましたが、白身にしてはムッチリとした感じがして美味いじゃないですか。ヒラスズキの次に美味かった。
※帰宅後に手持ちの書籍を調べたところ、ヒゲダイだけ無かった…。
たまたまだったのか、今回の5貫は全て白身。
白身好き、そして初めて食べるネタがほとんどだったので大満足。
1050円で価格も大満足♪
食べ終わる頃には店内満席です。
狭いカウンターに順番に席を指定された理由が分かりました。
この混雑を想定していたなら納得。
他には丼ものや定食もあり、魚好きにはたまらん店です。
さてこの店、とある施設の中と書きましたが、東京大学の柏キャンパス内にあります。
「大気海洋研究所」の建物内というのも面白い。
海洋学繋がりなんでしょうか??
そして、店内のBGMが真昼間からブルースだったのがツボ。
高級寿司ネタよりも、こういう珍しい魚が大好きな自分にとっては素晴らしく嬉しい店でした。
安くて美味くて珍しい魚に出会える店、近所にあったら通いたいなぁ。
「はま」違いで、はま寿司ならあるんだけど(笑)
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