猪らーめん@村越屋(千葉県市川市)

何年か前に信号待ちの車窓から見えた「猪らーめん」の文字がずっと記憶にあった、市川市内の古き良き佇まいな中華屋さん。
その後も何度か通りかかるも「猪らーめん」の文字は見当たらなかったのですが、どうやら冬限定みたいです。
という事は、狩猟解禁期間だけという事だと思うので、冷凍ものは使っていない??
猪肉好きとしては、これはますます期待値アップですが、その後も思い出す頃にはもう春(笑)
今年も、この冬こそは!!と思いつつも既に2月も後半、慌てて行ってみたところ店頭に「猪らーめん」の貼紙あり!!
いざ入ろうとするも、一見さんにはハードル高そうな空気ですが、思い切って引き戸をガラガラと開けて入店しました。

外観通りのいかにも昭和な中華屋さんです。
すぐにメニューを確認すると、店内にも「猪らーめん」の貼紙発見。
お茶を出してくれたご高齢のおばちゃんに猪らーめんをオーダーすると、10分ほどで猪らーめん到着です。

ラーメンと一緒に、スープが付いてきたんですが…。
チャーハンとかに付いてくるやつ。
おばちゃん、勘違いしてラーメンにも付けちゃった??
よく分からないけどいただきます!!

見た目はオーソドックスなチャーシューメン。
要は、猪肉のチャーシューを使ったチャーシューメンって事か??
チャーシューは10枚程で、ボリュームもじゅうぶん。
ロースかな??猪肉の旨味がギュッと凝縮された感じで、かなり好みです。
脂身部分を食べてみると、紛れもなく猪テイスト!!
猪肉大好きで、取り寄せて食べる事もあるので、この辺は自信あります(笑)
スープは意外なほどあっさりしているのですが、薄いとかコクが無いという感じは一切なし。
旨味十分なあっさり味で、猪チャーシューの風味も引き立つ感じ。
麺は、まぁ普通です(笑)
猪チャーシュー以外の具はネギのみ!という潔さ。
野生の味の良いところだけをとったクセの無い逸品です。
個人的には多少のクセが欲しいところですが(笑)
さて、勘違いか間違いか分からないけど、ラーメンに付いてきたスープを飲んでみたら、謎が解けたような気がした。
もしかして、ラーメンのスープも猪?!
添付のスープを飲んだら、明らかに猪らーめんのスープと違う。
オーソドックスな中華スープで美味しいけど、猪らーめんと比べると少しだけ雑味を感じて、むしろクセがある。
帰りがけに店主さんらしき方に聞いてみると全てが解決。
猪らーめんのスープは、猪骨から出汁をとった専用スープで、添付のスープは他のラーメンに使っている鶏と豚からとったスープだそうだ。
スープの違いを楽しんでもらおうという趣旨らしい。
こんな店(失礼!!)でこんなサービスを受けられた事に驚き、猪スープの美味しさに驚くという驚きだらけの猪らーめんでございました。
おばちゃん、間違ってスープ出してるじゃん!これラーメンだぜ?!なんて一瞬でも思ってごめんなさい。
ちなみに猪は千葉県産だそうです。




コメント