昭和52年の夏、小学校6年の時に浦安市(当時は東葛飾郡浦安町)へ引っ越してきたのですが、記憶が確かであればその当時からある蕎麦屋さん「やぶ富」。
当時、何度か出前で食べましたが、今では信じられないけどこの界隈唯一の飲食店だった。
その後、学生時代に何度か食べたかな??
蕎麦屋なのに蕎麦を喰った記憶が無い(笑)
天ぷらうどんとカツ丼の記憶しか無いなぁ…。
今でも店がある事は知っていたし、出前の車もたまに見かけるけど、なかなか行く機会が無いまま30数年。
休日のウォーキング中に久しぶりに店の前を通ったところ、良い匂いに心を奪われて、一旦帰宅後に昼飯へ。
懐かしさいっぱいの店内で、カツ丼をオーダー。
当時のカツ丼の味を全く覚えてないけど、自分にとってカツ丼の原風景はこの店のカツ丼かも。
玉子はちょっと火が通り過ぎてる感じもするけど、それなりに良い感じ。
斜めにカットされたカツは、専門店のそれには及ばないけど、食べ応えじゅうぶん。
味付けは濃いめ、汁は割と多め、これぞ街の蕎麦屋のカツ丼。
空地だらけだった当時の浦安の埋立地の風景を思い出しながら味わったカツ丼は、今も住んでいながら、なんとなく故郷の味的に感じた。
食べている最中、出前の電話が何本も掛かってきていた。
街の皆さんに愛されてる感が伝わります。
チェーン店では500円台でそこそこ美味しいカツ丼が喰える時代に、何の変哲も無い街の蕎麦屋のカツ丼が900円ですが、そこには値段だけでは比べられない何かを感じた次第であります。
ご馳走さまでした!
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