ラーメンのような焼きそばのようなどちらでもないような不思議な感覚の「焼麺」を初体験。
注文と同時に小さなすり鉢に入った鰹節が出てきた。
食べる前に粉にしておくらしい。
最初から粉鰹にすればいいじゃん?!なんてひねくれてみるものの、
すり立ての香り、いやそれ以上にこの「作業」が料理を待つ間の時間潰しと、なんとなくワクワクな感じにさせる(笑)
鰹節すりながら、食べ方のマニュアルを見て食べるシミュレーションをするが、
好きなように食べさせろよ!!と思う反面、これが一番おいしく食べられる方法なんだろうなぁと納得もする。
10分ちょっとで「焼麺」到着。
という事で、マニュアル通りに食べ始める。
まずはスープを一口。
普通に美味いし、普通によくあるいわゆるベジポタ系な濃厚豚骨スープは明らかにラーメンのスープ。
次に麺。
想像していたよりも、麺のカリカリ度高し。
そのカリっと焼いた部分を食べると、明らかに焼きそば。
トッピングはチャーシュー・メンマ、そして一押しされていた目玉焼き。
チャーシューもメンマもラーメンのトッピングとしては王道中の王道。
一押しトッピングの目玉焼き(半熟)、どちらかと言えば焼きそば?
秋田県は横手の焼きそばを食べた時には目玉焼きがもれなく付いてきた。
少なくとも、ラーメンに目玉焼きのトッピングは見た事が無い。
目玉焼きは大好きだけど、崩すのが嫌いなのでいつどのタイミングで食べるか迷う。
ビジュアル的にはいいけど、やっぱりゆで卵(味玉)がいいなぁ…。
さて、カリカリ麺ですが、そろそろふやけて食べやすくなってるかな?と思いきや、かなり手ごわい(笑)
これがラーメンかどうかはさておき、汁に入った麺というのはズルズルとすすりたいじゃないですか。
それが、ほぼすすれない。
かなり食べ辛い。意外と美味いのでどんどん食べ進めたいのに、それを阻止するカリカリ。
後半になって少し食べやすくなったかな?
ここで、すっかり忘れていた鰹節を投入。
想像通りの、またこれか?!系な香りのスープになるけど、
この組み合わせを考えた人はすごいね、やっぱり素直に美味い(笑)
そして卓上には紅しょうがとおろしにんにく。
後半で使えとの事だけど、あまり乗る気ではないのでお試しにほんの少々。
紅しょうがは一般的には(九州の人ごめんなさい)ラーメンよりも焼きそば。
いや、自分的には牛丼だ(笑)
牛丼には肉が見えなくなるほど乗せるけど、博多ラーメンには全く乗せない。
ソース焼きそばには欲しいけど、他の焼きそばには不要。
という事で、少しだけ試したけど、個人的には紅しょうがは不要かな?
最後にニンニク少々。
にんにくは焼きそばというよりラーメン。
ちょっとクドいかな(笑)
こちらも、個人的には不要だった。
半信半疑で初めて食べた「焼麺」、意外と美味かった。
ちょっと食べにくかったけど(笑)
これはラーメンか否か。
それは、おでんはオカズか否かと同等にどうでもよいこと。
いや、メニューには「ラーメン」とは一言も書いてなかったから言及する必要もないか(笑)
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