チャーシューワンタンメン@ラーメン 天一(千葉県市原市)

千葉県というか房総半島を代表するご当地ラーメン、竹岡式ラーメン。
富津市竹岡周辺発祥のラーメンですが、近年オープンの、いわゆるリスペクトとかインスパイア的な店ではなく、昔から普通にあった店で竹岡式の流れを汲む店としては、最北にある店のような気がする。
もう何年も前からチェックしていたのですが、いつでも行けるからいいやとスルーしっぱなしでした。
ちょうど近くに行く予定があったので昼飯がてら立ち寄る事に…。
店の横には駐車場完備ですが、なんと満車。
その場で調べてみると、店裏にも駐車場があるとの事。
裏??
どうやって入るのだろうか??
表側からはどう見ても見当たらない。
しばし考えて、車を店の裏の道路に移動してみると、真裏ではないが月極駐車場があった。
もしやここかな?と場内へ入ってみると、3台分は「天一用」の表記があったので、無事に駐車。
車を降りて店の前へ。

扉を開けて店員さんに1人である事を告げると、なんと満席。
相席ならすぐに空くとの事で、2~3分待っての入店でした。
シンプルにラーメンをオーダーするつもりだったのですが、ついつい欲張ってチャーシューワンタンメンをオーダー。
その後も1組出ては1組入店で、常に満席状態。
チャーハンのオーダー率が高いですね。
美味いのだろうか??
10分程で到着です。

運んでくる時に、お盆にスープがこぼれるのは竹岡式発祥の梅乃家っぽい(笑)
黒々としたスープはチャーシューの煮汁オンリーなのか他の出汁をとっているのかは判断付かなかったけど、限りなく煮汁主体の醤油がかなり効いたスープです。
竹岡式を知らない方だと、旨味を感じないとか奥深くないとか思うかもしれないけど、これが房総の地ラーメン。

そして薬味は定番のタマネギ。
チャーシューは厚めのバラ肉で、箸で持ち上げると簡単に崩れてしまうほどの柔らかさで、味もしっかり染みている。
竹岡式系の店では、一番美味いと思った。
ワンタンはそれほど期待していなかったのですが、ワンタンそのものはいたって普通だけど、固めの茹で具合がイイ!
ワンタンってツルンツルンが美味いとされる傾向があると思うのですが、ツルンツルンとデロンデロンって意外と紙一重。
ゆっくり食べていると、デロンデロンを通り越す事も少なくない。
その点、固めの茹で具合(もしかしたら皮そのものがそういう仕様??)だと、最後まで美味しい食感で食べる事が出来た。

麺は普通の生麺。
「竹岡式=乾麺」のイメージだけど、実際のところ生麺の店が圧倒的に多いですね。
麺は茹で具合もお味の方もいたって普通で、美味しいです。
柔らかく崩れるチャーシューなので、崩れチャーシューがスープに沈んでいて、それが又美味い。
そんな意味でも最後の最後まで美味しく楽しめてのご馳走さまでした。
会計して外へ出ると、数人待ちでした。
こんなに人気のある店だとは知らなかった。


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