以前は、毎週末は必ず釣行するほどだったのですが、ちょうど震災の頃を機に釣行回数が減り、昨年に至っては一度も竿を出す機会が無かった。
春頃から、今年こそは復帰したいと思いつつ、予定と天候がなかなか噛み合わずに気付けば9月も終盤。
我慢と忍耐のクロダイは一番好きな釣りだったけど、2年のブランク後にはちょっとハードル高し。 せめて近所の境川でハゼ釣りでもと思ったけど、場所や潮によってかなりムラがあるらしい。久しぶりの釣りなのでハズレだったらイヤだしなぁ…。 という事でいろいろ考えて、そこそこ釣れるであろう江戸川放水路のボートハゼに決定。
前々夜に慌てて準備。久しぶりにクローゼットの中の釣具スペースからホコリまみれのタックルをいろいろと取り出す。まずは竿とリールを決めて準備。当初、単純に船キス竿とスピニングリールを考えていたのですが、いいのがあるじゃん!!と思い出しだのが「筏釣り用の1.8m竿+タイコリール」の組み合わせ。そして予備に3m程のノベ竿を用意。針もオモリもちょうど良いものがストックにあったのでそれを利用。
簡単な胴付仕掛けを作り始めたのですが、想定外に老眼が進行していてかなり苦戦(笑)
この2年でかなり進んだ事を実感…。
水汲みバッカンも忘れちゃならねぇと出したところ、なんと劣化してポロポロで使い物にならず…で、これだけ前夜に釣具屋で購入。
そして当日、天気も穏やかな週末の土曜日、江戸川放水路右岸の東西線鉄橋付近へ。何軒も並ぶ貸しボート屋さんから選んだのは以前利用した事がある一番下流寄りの「伊藤遊船」。
桟橋入口の受付でボート料金(2人乗り 3,500円(休日料金))の支払いとエサのアオイソメ1パックを購入。 自分の様な1人客、友人グループ、親子連れと客層も様々。 ライフジャケットを借りて数名のお客さんが揃ったところで、船外機付きボートに乗って対岸付近に係留中の手漕ぎボートにそれぞれ移動。
ここからは、運転手はボクだ車掌もボクだお客もボクだ状態で、ポイント選びやら移動まで全てワンオペの自己責任。
この時期のハゼ釣りのセオリー通り、まずは水深1mにも満たない岸ギリギリの浅場から攻めてみた。開始早々にアタリ多数だけどなかなか針掛かりせずに苦戦しつつ、エサ付けをいろいろ変えつつ「釣りの感覚」もなんとなく戻ってきて、忙しくない程度に釣れ初めた。しばらく釣ってアタリが遠のく度にボートを移動。 アタリのよく出るポイントは水深1.5m以下ばかり。完全な砂泥底だとアタリは少なく、カキ殻が堆積しているような場所に臨むとアタリは多いもののダボハゼが多く、当然根掛かりも多くて面倒。程良い場所がよろしいようで…。
大潮の下げなので、ちょっと油断しているとすぐに潮が引いて座礁しそうになるので、移動の際は岸に沿って少しづつ流心側へというイメージでの移動だけど、少しでも深過ぎるところへ行くとほとんどアタリ無しの状態です。この辺りでいいかな?と移動したポイントでアンカー入れるもロープの分だけ流されるわけで、その辺りの計算がボート慣れしていなので結構苦戦。
途中、トイレに行きたくなったらオールを垂直に立てて合図すれば送迎用のボートで迎えに来てくれて、流心付近にアンカーを下ろしている乗合船のトイレまで連れて行ってくれる。
あちこち移動しながら昼前の干潮に近づくにつれて徐々に釣れなくなり、しばし休憩。2人乗りボートに1人なので思う存分足を伸ばしてのんびり(笑)
ここまででキープしたのは50~60尾くらい??
その後の上げ潮で移動したポイントにて再び釣れ初め、しばしの連続ヒット。頃合いを見て、食べるにはじゅうぶんな量を確保出来た事と、何よりボート釣りの姿勢を長時間していると腰が痛くて痛くて…という事で13時前に終了。
道具を片付けて送迎用ボートに合図して桟橋へ帰還。
お疲れ様でした!
伊藤遊船→ http://www.itoyusen.com/
別のボート屋で売っていたホンビノス貝(400円/kg !! スーパーでよく買うので、これがどれだけ安いのかが分かる)を買って帰宅。
しかし、それで終わらないのが辛い(笑)
まずは何尾キープしたのかが気になる。数えてみたところ、ジャスト70尾。
超小型はリリースしたので、釣った数はトータル100尾前後かと思う。
江戸川放水路のボート釣果にしては大したことはないけど、釣り復帰としてはじゅうぶん満足。
そして天ぷらの準備です。頭とワタを取って、細目のネットに入れてもみ洗いしてウロコとぬめりを除去。
下ごしらえが済んで、ビールグラスを冷凍庫に仕込んでようやく一休み。
夕方、ハゼは全て天ぷらに、ホンビノス貝は酒蒸しに。
当然ですが、どちらも美味しゅうございました!
釣る事と食べる事、どちらが好きなんだろう?と考えてみたけど、やっぱり両方好きだわ(笑)
ボート代、3500円。魚を買った方が安いだろ?!と一瞬思ったけど、この上なく超絶野暮。
釣る楽しみ、レジャーですから。
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