アサリの旬にはちょっと早いのですが、以前から行ってみたいと思っていた「深川めし」の店へ。
江東区の三好、清澄庭園の近くで、深川江戸資料館の真ん前という、いかにも江戸な場所にある「深川宿本店」です。
店内は、囲炉裏を囲んだコンパクトな椅子席と、座敷にテーブル2卓。
座敷に座らせてもらい、お茶とメニューがやってきました。店員さんによる深川めしの説明が始まりましたが、知ってるのでいいですよと言いたい気持ちを抑えて聞きました。
いや、聞いて良かった。
深川めしが炊込とぶっかけの二種類ある事は承知してますし、ぶっかけタイプは漁師めしだという事ももちろん知ってます。
但し、説明を聞いて初めて知った事があった。
それは、炊込タイプは漁師めしならぬ、陸の職人さん達が弁当にした大工めしだという事。
説明は素直に聞くものですね(笑)
という事でメニューは深川めし(ぶっかけ)、深川めし(炊込)、ミニサイズで両方、という3種のメニューなので、当然ですが両方味わえる「辰巳好み」なる二種の深川めしに小鉢やデザートの付いたセットをオーダー。
店内にはサイン色紙がたくさんあり、地方からの観光客らしき方もいらっしゃるので、東京グルメスポットとしては有名みたいです。
まずは、こちらの店でお土産用に売られているアサリの佃煮の試食という予想外の流れ。
生姜が効いてとても美味い。
その後すぐに「辰巳好み」登場です。
ぶっかけの方は、すぐに軽く混ぜてくださいとの事。そして「ナナイロ」をお好みでと言われたのですが、ナナイロ?七色?何それ?と思いましたが、すぐに七味唐辛子の事だたと認識。
この呼び方を初めて聞いたのですが、後から調べてみると、関西圏では「七味」、関東圏では「七色」と呼ぶらしいけど、全国的には関西圏の「七味」という呼び方が定着しているみたいですね。
ずっと関東圏で暮らしているけど、全く知らなかった…。
- 深川めし(ぶっかけ)
まずは、早めに食べたほうが良さそうなこちらから。
言われた通りにすぐに軽く混ぜていただきます。
実は、ぶっかけタイプの深川めしは初体験。
予想通りの味だけど、予想以上に美味い!!
決して塩味が強いわけではなく、味噌の味が濃くてイイ!
アサリも程良い加熱具合で、ふっくら感が損なわれずに良い食感。 - 深川めし(炊込)
自分の中では深川めしと言えばこれ!という王道の炊込タイプ。
こちらも、さすが専門店のアサリ料理といった感じで、炊き込むとパサっとしてちまいがちなアサリがふっくら美味い!
江戸前料理ならではの割と濃い目のガツンとした醤油味を想像していましたが、意外と上品な味付けです。
白ゴマの食感が良いアクセント - 汁物
パッと見、ワカメの吸い物かな?と思いきや、アオサでした。
アオサの吸い物は初めて。
良い香りです。
アサリの味噌汁だったら嬉しいなぁと思ったけど、「ぶっかけ」と被ってしまうか…。 - 小鉢
野菜の煮物と漬物。
どちらもあまり好みではないのですが、大人なので食べましたよ(笑) - デザート
白玉が3個ですが、スイーツ、しかも和スイーツは経験値ほぼ無しなので分かりかねます(笑)
炊込タイプは駅弁やかテイクアウトと自作、ぶっかけタイプは自作のみだったので、専門店の美味さが身に染みて分かります。
炊込とぶっかけ、どちらが好きかと問われるととても難しい。
甲乙つけがたい美味、ボリューム意外とあって、大満足のご馳走さまでした!
と思いきや、デザートのくず切りです、と運ばれ来た。
白玉がデザートと思い込んでいたので、ちょっとビックリ。
お味の方は、先にも書いた通りに和スイーツのド素人、いやそれ以下なので、美味しいとしか言えません(笑)
アサリの旬の時期に再訪してみたいなぁ…。
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