2019 北関東 麺紀行 3 チャーシュー麺@日向屋(栃木県佐野市)

北関東麺の旅のラストは、定番の佐野ラーメン。
佐野ラーメンはいろいろな店で食べていますが、土日に来る事が多いので、人気店はどの店も超行列必至。
今回は平日なので、人気店の行列もそれほど凄いものでは無いだろうと考えて、行先は日向屋に決定。
ところが、余裕で11時半頃に到着したつもりが、既に並んでいる…。
2~3人は並んでるかな??なんて思ってたので、かなり読みが甘かった。
大混雑時の第二希望店も考えていたのですが、時間に余裕もあったので並ぶことに決めた。

店頭と店の横に出されているベンチにギリギリ座れるくらいの並びですが、平日の昼前でこれほどなので、週末とか連休とか、想像したくないです(笑)
並び始めはなかなか進まなかったのですが、12時近くなると順調に進んで、予想よりも早く席に案内されてホッと一息。
迷わずにチャーシュー麺をオーダー。そして餃子をシェア。
佐野ラーメンの店へ行くとどこも餃子が美味しそうなのですが、頼んだのは初めて。

これが噂の日向屋のラーメン、何年越しかで初対面。
昔ながらの佐野ラーメンよりも、割と透き通った端麗な味わいのスープ。
チャーシューは大振りでホロっと崩れるタイプで、割としっかりとした味ですね。
そして佐野ラーメンの命、青竹打ちの麺!!
実は並んでいる時に、お客さんが出ていく度に出入口とは別のところから大きな挨拶が聞こえていた。
不思議に思って覗きに行ったら、製麺室の開いた窓からでした。
ちょうど麺打中の店のお兄さんと目が合ってしまった(笑)
二言三言交わすと、どうぞ店内のガラス越しにご覧になってくださいと言われ、中に入ってしばし見学させてもらった。

青竹に足を掛けて打つ、正に佐野ラーメンと言えば!の光景。
そこで作られた麺が、目の前の丼に入っているわけです。
佐野ラーメン正統派のピロピロな平麺は、固いとか柔らかいとか太いとか細いの次元ではなく、ピロピロとしか言いようが無い(笑)
自分の中で、佐野ラーメンと喜多方ラーメンはほとんど同じようなものだろ?!という雑な認識が少しだけあったのですが、偶然にも数日前に喜多方ラーメンを食べたばかりでして、そうなるとやっぱり全く別物だというのがよく分かりました、すみませんでした(笑)
餃子は、昔ながらのラーメン屋さんの味を彷彿させる。近頃は餃子と言えば「餃子の王将」だったので、それとは全く違う実に懐かしい味。
日向屋は、佐野ラーメン界では割と新しめの店ではないでしょうか??
しかしながら、店内の雰囲気もラーメンも、ベテランの風格漂う日向屋でした。
並んだかいがありました。
御馳走さま!


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