ホンビノス貝直売

自称ホンビノス大ファンです。
たまにスーパーでも見かけますが、安定して売られているわけではないので、食べたい時に食べられないのが残念です。
自分で掘りに行けばいいのですが、手間と時間を価格に照らし合わせれば断然買った方が良いに決まってます。
この場合「掘る楽しさ」は考慮してません(笑)
たまにウォーキングのコースにする道沿いにある貝の加工販売会社で、アサリやしじみ等を直接販売しているのは知ってました。
もしかして、ホンビノス貝も取り扱ってないかなぁ…と調べてみたら、扱いありじゃないですか!!
早速訪ねてみた。

工場内の温度管理の為にシャッターは閉まっているので、横の扉から入るという事は下調べ済。
建物右端の扉をノックして開けると、物置じゃん(笑)
扉を一つ間違えた。
シャッターのすぐ横にある扉が正解。
ノックして扉を開けると、積み下ろしスペースがあって、その奥では大きな水槽が並び、貝の選別作業をしているような感じです。
すみませ~~ん!と声をかけると、1人の従業員の方と目が合ったので、ホンビノス貝を買いに来た事を告げる。
社長さんらしき方が出てきたので、100gサイズ程度のホンビノス貝を2kg欲しいとこちらの要望を伝えると、既に大きさごとに選別されたホンビノス貝の入ったケースを持ってきて見せてくれた。
お~、正に欲しいサイズ。

価格は、情報通り 500円/kg という工場直売ならではの格安。
スーパー等ではその倍近くするし、道の駅とか観光向けだともっと高いですからね。
迷わず2kg購入!
1000円札を渡して、しばし貝情報を伺う。
当然ですがホンビノス貝は三番瀬のもの。
アサリは、今は熊本産。
三番瀬のアサリは激減で、流通させるほどの量が獲れていないとか。
ホンビノス貝は年間通して安定供給らしいので、ホンビノス貝を食べたい時はまた来ますねと告げて帰宅。
2kgって、結構重いですね。
基本、砂抜き不要の貝ですが、貝を休ませてあげたい気持ちから(笑)、3~ 4%の塩水を作ってホンビノス貝を移動。
アサリの様に水管を出すわけではないので、ホンビノス貝は今何をしているのか全く不明(笑)
聞くところによると、海水を吐き出すので、綺麗な塩水と入れ替わるという効果はあるみたいです。
又、調理の時の塩分が気になる時は、真水に入れておくと良いとか。
ホンビノス貝は「焼き」が一番好きなのですが、これだけの数をオーブントースターやグリルで焼くには大変。
バーベキューならいいんですけどね…。
そんなわけで、我が家にある一番大きな鍋で全て酒蒸しに。
ホンビノス貝以外の材料は日本酒のみ。
このサイズでこれだけの量を酒蒸しにするのは初めてですが、殻が開くまでに意外と時間が掛かりますね。
アサリ感覚で居るとかなり長く感じる。
そして、ようやく開いてきたと思ったら、下の方に居る貝が上に乗ってる貝の重みで開かなかったり、貝をまめに移動させないとだめですね。
8割程開いたところで火を止めて余熱調理少々で完成。

味も香りもアサリやハマグリと比べたらかなり控えめで、そこが良くも悪くもホンビノス貝らしさですし、そんなところが大好きです。
100gサイズのホンビノス貝およそ20個、家族4人であっという間でした。
三番瀬の恵み、美味しくいただきました。
これからの季節は、バーベキューで網焼きだね。



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