富津市の宮醤油店の近くに予約制のラーメン店が出来たとの事で、醤油のストックも無いのでついでに行ってみた。
この界隈のご当地ラーメン、いわゆる竹岡式らしい。
朝一で健康診断、その後は休暇という平日。
健康診断の終わる時間が読めずに、前日予約はしなかった。
当日、ダメ元で診断終わりに電話をかけてみた。
到着までの所用時間を考えて13時以降で予約がとれるか尋ねると14時以降との事…。
ちょっと遅いなぁ…。
高速使えば12時過ぎ頃に行けるかと思い、その時間はどうかと尋ねてみると、12時半なら大丈夫との事。
想像以上の人気店でした。
ラーメン喰いに高速か…。
まぁ、いいでしょう(笑)
早速、東関道~館山道で富津中央ICへ。
R127へ出たら千葉方面へ戻るように少し走ると小さな看板発見。
偶然目に入った小さい看板だけど、ナビでは違う経路を示していた。
車同士はすれ違えない切り通しの狭い道を進むと、ラーメンの幟が見え、そこを曲がると広い敷地の古民家。
その古民家こそが「木琴堂」というラーメン店。
予約した旨と名前と告げると、和室へ案内された。
富士吉田のうどん店では、こういう民家系の店はいくつも行った事があるけど、ラーメン店では始めて。
内装も完全に民家のままです。
メニューは「木琴堂ラーメン」の普通と大盛、それにライスかチャーシュー丼の付くセットというシンプルな構成。
健康診断の為朝飯抜きだったので、ここは思い切ってAセット(木琴堂ラーメン + ミニチャーシュー丼)を大盛で!!
夏日となった暑い日でしたが、目の前の田園風景からの風がとても心地よく、窓や扉が開け放たれた室内もとても心地よいです。
15分程で木琴堂ラーメン到着。
メニュー裏の説明によると、「竹岡発祥のラーメン」との事。
やはり、いわゆる「竹岡式」らしい。
竹岡らしからぬオシャレな丼に、竹岡らしからぬ彩りのラーメン。
いや、勝手な竹岡式のイメージです(笑)
スープは、醤油がキリっと効いた正に竹岡式のあれ。
もちろん、醤油はすぐ近くの宮醤油。
麺はもちろん乾麺!!
という事は都一でしょう、こちらも千葉の逸品。
チャーシューも正にあの感じ。
養豚が盛んな千葉ですが、特に謳ってないないので肉は県産では無さそう。
メンマは元祖梅乃家よりもこちらの方が好きなタイプ。
メンマは県産ではないと思われますが…。
海苔も妥協してません。富津の名産品ですから。
もちろんネギはタマネギ。
そして、青菜や玉子の彩りは竹岡式ラーメン木琴堂バージョンの証って感じですかね。
野菜は地元産との事。
養鶏の盛んな地域に囲まれているので、卵もおそらく地元産でしょう。
そして水への拘りも。
近くの古船浅間神社の湧水との事です。
この辺りは、宮醤油や、少し離れるけど和蔵酒蔵があったりと、良い水が出る地域みたいですね。
正に地産地消、千(葉)産千(葉)消!!
洗練された梅乃家というか、クセの無い梅乃家というか、強過ぎるパンチ力をほどほどに抑えた梅乃家というか…。
梅乃家経験者なら、良い意味でそう感じるであろうかと思います。
ミニチャーシュー丼は普通な感じですが、何気ないパセリが、彩りとサッパリ感に一役買ってます。
別途タレが付いてきたけど、チャーシューの味が濃いので必要無いかも。
乾麺なので大盛は2玉かと思われますが、朝食抜きだったのでギリギリ腹に納まった感じです(笑)
予想外のデザートは甘夏でした。
自家栽培かな?? 会計カウンターで売ってました。
いや~、これは美味いラーメン、いや良いラーメンでした。
そして何よりもロケーションが素晴らしい。
田園風景の中で食べる素朴で真面目なご当地ラーメン、最高でした。
このロケーションですが、国道からのアクセスも良く、そしてお値段も良心的。
木琴堂、素晴らしいね。
梅乃家の名前ばかり出して申し訳ありませんが、どうしても比べてしまいます。
梅乃家インスパイア、いや、梅乃家リスペクト!と感じました。
ご馳走さまでした!
行列=大渋滞 となりかねない立地なので、予約制で正解ですね。
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