外房の海沿いを走る国道128号線沿いにある「船よし」。
通りかかる度に気になっていたけど、ちょうどカーブのところにあって、敢えてここを目的に来ないと入り難いですね。
開店直後の到着ですでに満席でしたが、運良く駐車場はギリギリセーフ!!
名前を書いて、待つこと20分程で店内へ。
メニューを見て迷ったら、鴨川界隈での推しメニュー的な「おらが丼」と決めていたのですが、定番メニューも手書きの日替わりメニューも、どれも目移りして決まらない…。
それ程、魅力的なメニュー多し。
魚種での判断ですが、ほぼ地魚みたいです。
そんな中から最終決定したのは、「おあかあじセット」1550円也。
尾赤アジ、オアカムロですね。
決して高級魚の類ではないし、むしろマアジより価格的には安価だと思うのですが、あまり口にする機会は無いし、何より煮付けとフライという二種の料理で食べられるというところに惹かれて注文です。
まずは、お茶と同時に何も入っていないお椀が出てきて、セルフサービスの味噌汁を存分に楽しんでくださいとの事。
あら汁、豚汁、つみれ汁、つのまた汁、鯛のあら汁というラインナップ。
これはいいね。
まずは鯛のあら汁から。
赤出汁仕立てで、それほど鯛感は無かったかな??
良く言えば、飲みやすい。
お次はつみれ汁。
つみれと言えばイワシが定番ですが、いろんな魚を使っているとの事。
おそらく調理過程で半端に残ったいろんな魚を集めて作っているのでしょうが、これがすごく美味い、最高!
具沢山で、遠慮せずに2杯もいってしまい、メイン料理が来る前に腹が満たされそうな勢い(笑)
混んでいるので、料理の到着に時間が掛かるのは覚悟していましたが、そんな時こそこういうサービスは嬉しいですね。飲み過ぎてしまいますが…。
もっと飲みたいのを我慢しつつ、30分近く掛かって、ようやく「おあかあじセット」が到着。
最初に運ばれ来てたのが、オアカアジの煮付け。
半身との事ですが、体型的にアジよりサバっぽい魚で、断面が丸いので、半身と言ってもかなり肉厚でボリュームあり。
ぱっと見は、半身だと分からないほどです。
身は、食感その他どちらかと言えばサバ寄りかな?そして、煮汁の味が自分の好みにピッタリ!!
甘過ぎず、割と醤油がシャープに効いた味わいは、正にご飯が進む味で、最初からご飯とオカズのペース配分が狂う(笑)
そして残りの半身はまるごとフライ。
揚げ具合が最高に良いですね。
フライにすると、アジとサバの中間的なアオカアジの特徴がよく分かった。
通常のアジフライ2枚分程で、食べ応え抜群!
刺身は、マアジ、ツムブリ、タイ、タチウオというラインナップ。
赤い身の刺身、オアカアジでは無い事は分かるけど、ツムブリだという事はお店の方に伺うまでは何か分からなかった。
名前や姿形は知れど、食べるのは初めて。
これもオアカアジ同様に過小評価じゃね?!と思わされた美味しい刺身。
刺身はどれもが、鮮度云々なんて考えるのが野暮、新鮮かつ美味いのは当たり前!
煮付け、刺身、揚物という、三大魚料理を楽しめたメニューですが、そのおかげでご飯を2杯も喰ってしまったという弊害がありました(笑)
魚よし、味よし、量よし、値段よしの「船よし」、内房の超大人気大型店より満足度高し!!
大満足でご馳走さまでした!
こういう店って、割とぶっきらぼうな接客が多くて、その辺は覚悟の上だったのですが、こちらは例外でした。
大混雑なのにとても丁寧で、気持ちの良い接客。
料理の提供に多少時間がかかっても気にならない対応でした。
迷いに迷って食べ損ねたメニューを食べに、再び訪れたい。
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