海苔弁 海(刷毛じょうゆ海苔弁山登り エキュート東京売店(東京駅構内))

何度もテレビ等で見て、いつか機会があったら食べてみようと思って何年経ったでしょうか?
噂の1,000円海苔弁の先駆けとも言える「刷毛じょうゆ海苔弁 山登り」の海苔弁。
何時しか、税込み1,100円になってましたが、ようやく購入です。
のり弁と言えば、古くは「母親の作る弁当」でしたが、ちょうど高校~大学生の頃に「ほっかほっか亭」が雨後の筍のごとくあちこちにオープンして、「ほか弁」スタイルの弁当屋が一般的になり、中でもお手軽価格の「のり弁」が大ヒットして「ほか弁」の代名詞的存在になったのではないでしょうか??
確か、その当時は260円くらい。
当時でもかなり安価な弁当で、それ以降は「のり弁=安い」というのが定着したのではないかと思う。
そんな海苔弁ですが、もちろん今も健在。
ちなみに「ほっともっと」では330円(税込)らしい。
40年で2~3割程度の価格上昇というのは、物価的にかなり優秀に感じるけどどうなんでしょうか??
そんなのり弁の常識を覆すのり弁、いや「海苔弁」がこちら。

まず、多くののり弁は「のり弁」表示だと思うのですが、こちらは「海苔弁」。
漢字にするだけで、イメージ的に高級感アップです。
サイズ的には、想像していたよりも上品なサイズ。
早速開けてみると、まずは塩鮭の大きさにビックリ。
厚みもそこそこで、皮の焼き目もイイ感じです。
脂の乗りも塩加減も、ご飯のオカズとしてベストな状態で、これが焼き立てだったらどんなに美味かろう。
いや、弁当は冷めてこそ美味し。

定番の竹輪磯辺揚げは、味こそ普通だけど、竹輪1本をナタ切り状にした物が一つで、満足感あるボリューム。
玉子焼きは小さ過ぎて、よく伝わらない(笑)
ほうれん草は胡麻和えかと思いきや、想定外のナムル。
コテコテの和スタイル弁当にも、意外と合いますね。
ピンクがかった白っぽい何だかよく分からない物は、白滝のタラコ和えだそうな。
初めて食べるけど、これは酒のつまみだな…。

大根の漬物らしき物は、漬物嫌いの私でも、ビールのチカラを借りれば食べる事が出来た。
高級海苔弁ですからね、残すわけにはいきません(笑)
そしてメインの海苔ご飯!
箸を入れてみると、海苔は固すぎず、かと言って溶け切った感じでもなく、海苔の良い食感を残しつつ箸で綺麗に切れるという素晴らしいバランス。
そして想定外の二段海苔弁仕様だった。
ご飯も、ややギュっと詰めた感じが、弁当としてはとても食べやすい。
醤油の馴染み具合もいいですね、さすが店名にするだけの事はある。
鰹節が主張し過ぎないのもいいね。
あくまで海苔とご飯が主役ですから。
全体的に、何がイイって、各オカズの味とか量のバランスがすごく良いのです。
容器の大きさの割にはボリュームもあって、値段以上の満足感でご馳走さまでした!


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