盆も彼岸もご先祖様の墓参りに行けなかったので、ちょっと時季外れな墓参りでした。
まぁ、墓参りにシーズンも何も無いと思ってます。
参る事に意義があると思ってます。
そして当然ですが、静岡の美味い物を堪能するのも目的の一つというか、こちらがメインと言いますか(笑)
と言っても、あちこち食べ尽くしまして、新規発掘もなかなかピンとくる店が無い。
週末なので、有名どころはどこも混雑だろうし…。
ならばここだ!と久しぶりに訪れたのが、東海道線吉原駅前の「スーパーオカムラ」。
冴えないローカルスーパーと侮るなかれ!!
鮮魚店だけど他の食品や日用品も少し売ってるよ的な、スーパーという名の鮮魚店。
それら自慢の鮮魚を使った寿司やら丼やら総菜のクォリティが素晴らし過ぎる店なんです。
お目当ては一番人気であろう「あじ丼」。
が、冷蔵ショウケースの中には1個しか無い…。
何も知らなきゃここで諦めて他のものにするか帰るんですが、言えば作ってくれるんですよ、魚さえあれば。
「あじ丼、4個欲しいんですけど」と店のおばちゃんに尋ねてみると、オーケーとの事。
出来立てを買えるので、ある意味ラッキー♪
待っている間、他の総菜類をチョイス。
アジの丸揚げからマグロカマの煮つけとか、
ご当地定番のハンペン(もちろん黒いやつ)フライといろいろ目移りしながら選んだのは、
タチウオフライとマグロほほ肉フライ。
ちょうど選び終えた頃にあじ丼も出来上がって、レジでお会計。
さて、これらをどこで食べるか。
どんな美味いものでも、食べるシチュエーションによって、感じる味は雲泥の差。
駿河湾の魚を味わうには駿河湾の潮風を浴びながら食べるべし!という事で、
工業地域の田子の浦を後に、砂浜の続く千本松原、観光客でごった返す沼津港を通過して三津方面へ。
沼津市内でも、この辺りまで南下すると海岸の風景も一転、西伊豆に向かってのどかな漁港が点在します。
車を停めやすそうな漁港を見つけて椅子をスタンバイ。
この為にわざわざ持参した醤油と生姜もスタンバイ。
「あじ丼」は寿司飯にアジ刺身が乗っているだけですが、嫌な臭みは一切無しの旨味のみ。
そしてプリっとした歯応えも鮮度の良さの証。小骨が全く無い丁寧な処理も素晴らしい。
これが税抜き498円。唯一残念なのは、当たり前だけど丼が発泡スチロールという事だけ。
秋晴れの空、駿河湾の潮風、特選醤油とちょっと贅沢なおろし生姜、これらで発泡丼はチャラ、それどころかプラスだな(笑)
タチウオフライとマグロほほ肉フライは、味的には良い意味で予想通り。醤油が合う逸品。
観光地の人気店で食べる海の幸もそれなりの楽しさや美味しさがあるのは当たり前だけど、
駿河湾の海の幸をこんな風に楽しむのもある意味贅沢。
魚は海辺で食べるに限る。
但し、真夏と真冬は辛い(笑)
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