EBS MicroBass3

バンドとかライブとか…、まだまだ先が見えない状況です。
可能な限り元に戻る事をじっと待つのが最善とは思うけど、今出来る範囲で動き始めないと何も出来なくなってしまうのでは??とも思うようになってきた。
そんな気持ちを後押しさせる為に、昨年の発売時から気になっていた物を購入した(単なる言い訳、こじつけかもしれない(笑))
EBSのベース用プリアンプ「MicroBass3」。


ベーシストにとってサンズアンプ以来お馴染みになったアウトボードプリアンプは、ドライブ系エフェクターとしての使い方と、「手軽に持ち歩けるマイアンプとDI」としての使い方、2パターンが一般的かと思いますが、自分にとっては完全に後者。
リハーサルスタジオでもステージでも、プリアンプのアウトプットからベースアンプのメインインとかエフェクトリターンに直結して、その場その場にあるベースアンプはあくまでパワーアンプとして使ってます。
こんな感じなので、アンプのフロントパネルは一切使わず。

スタジオのAmpeg SVT-450 の背面(エフェクト・センド/リターン以外に、プリアンプアウト/パワーアンプイン(マスターボリュームも不要)があるので便利)
フロントパネルで使うのは電源スイッチのみ

プリアンプとかアンプシミュレーターの類で最初に購入したのが、ド定番サンズアンプのTECH21「VT BASS」というAmpegサウンドのシミュレートに特化したモデル。
なかなか好みの音と使い勝手で、EQやコンプ等と共にボードに収めて使用。
しかし、慢性的に荷物がかさばるという難点がありまして(笑)
こちらのボードは本番用にして、もっと手軽というか、かさばらないものは無いかと探していた時に買ったのが、ZOOMのMS-60Bというベース用のマルチエフェクター。

チューナー→EQ→COMP(Punch Factory)→VT BASS
ZOOM MS-60B

マルチエフェクターというと仰々しいサイズのものばかりだったけど、これはコンパクトサイズの筐体にあらゆるものが詰め込まれている。
チューナーも内蔵してるので、正にこれとシールドのみで完結!
音的には「なんちゃって感」は拒めないけど、じゅうぶん使える範囲で、もう何年もお世話になってます。
しかし、コンパクトサイズなので物理的につまみ類の数が制限され、操作が非常に面倒。
一度音作りをしてそのままなら全く問題ないけど、その場の環境にいろいろ合わせてセッティング変更というのが意外と困難。
そんな事は気にせずそのまま使ってましたが、昨年「EBS MicroBass3」の発売記事を見て、求めていたのはこれだ!と直感(笑)

メインパネル
balance out / aux in / headphone out
output / efect send, return
input


プリアンプやDI機能はもちろん、コンプにチューナー搭載、おまけにAUX IN やらヘッドフォンアウトまで装備されているので、使う場所を選ばずどこでも満足な使い勝手だと想像。
そして信頼のEBS製なら音もバッチリ!と想像。
そう、全てが想像の域を出ないまま、ちょっとお高いのですが音出しもせずに買ってしまいました。
楽器類を音出しもせずに買うなど言語道断ですが、思い切り賭けてみた(笑)
ネット通販で購入して到着!
自宅で軽くチェック後、リハーサルスタジオのアンプ(Ampeg SVT-450だったかな??)を使って音作り。
リハーサルスタジオに入るのも、半年ぶりくらいだなぁ…。
サイズは、想像していたよりもちょっと大き目。
特に気にしてなかったのですが、電源はACアダプターのみというのがちょっとだけ残念。

専用ACアダプタ(9V)

このモデルに決定した最大ポイント、実はチューナーとコンプレッサー。
精度とか音はそれほど気にしていない、これらがプリアンプと共に1つの箱に収まっている事が重要。
まずはチューナーですが、割と良い反応で、視認性も良好。
コンプのコントロールはレシオだけでシンプルなので、本当に軽くかけっぱなしという使い方の自分にとっては必要十分で操作も楽。
クセも無く使いやすい。

mute on = tuner on

肝心のプリアンプとしての各コントロールですが、白いツマミのノーマルセクションは割と素直な印象で、ブッ飛んだ音作りがしたい人には不向きかもしれないけど、自分にとってはベスト。
ドライブセクションはあまり使わないつもりだったけど、僅かにブレンドして古いアンプにありがちな歪ませたくないのにちょっと歪んでしまう的な音作りに丁度良い♪
ノーマルとドライブは、並列or直列のチョイスが可能だけど、並列にしてブレンドつまみでミックスするのが扱いやすい。
エフェクトセンド・リターンは使わないだろうな。
ヘッドフォンアウトは便利ですね。
今まで自宅ではアンプを小音量にして使うか、プリアンプを小さなミキサーに挿してヘッドフォンでモニターだったので、ヘッドフォン直挿し可能は画期的!!
AUX IN は、レベル調整出来れば便利だなぁ…。
バランスアウトは、もちろんプリ・ポスト選べて、スピーカーシミュレート(on/off 出来ないのでシミュレート具合はよく分からない…)されているらしい。
自分にとって必要な物が全て詰め込まれているので、使いこなせばこれほど便利なものは無いね。
但し、ベースの音って、バンドの中で鳴らすと全く別物にもなり得るから、そこが今後の課題で、やってみなきゃ分からんってところですね。
何せそろそろ半年近くバンドで音出してないからなぁ…。

自宅のacoustic B200
B200 背面パネル

自分のアンプ(acoustic B200)でもエフェクトリターン直結で試したけど、さすがにこれは使い慣れているのでアンプそのものの音の方が好みだった(笑)

そして、たまたま行った100円ショップで手にしたタブレットケース、これはもしかして?!と買って帰ると、移動時の収納ケースとしてピッタリ!!
しかも、普段使っているベースケースのエフェクター収納部分にも奇跡的なピッタリ具合!
ますます気に入った。

100均のタプレットケース

いろいろと至れり尽くせりで便利なプリアンプです。
後は使いこなして自分の音にするのみ。



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